〜あとがき〜
これにて、ONLY WISH第二部、完結となりました。第一部との時間軸がここでようやく完全交錯し、第三部では結末に向かって新たに進んでいくこととなります。 幽助はじめ、メイン四人もようやく本格的に再登場です。第二部では蔵馬しかまともに出てこなかったな〜(汗)
この章で黒鵺が言っている台詞の内二つは、実は管理人の個人的趣味による引用です。 「でっかい打ち上げ花火、見せてくれ」は、FANATIC◇CRISISの石月努氏がライブ終盤、ラストナンバーを演奏する直前に必ず言っていたMCから。ラストライブでも叫んでいた、凄く思い入れのある言葉です。先日、別バンドのギタリストが偶然にも全く同じ言葉をライブのMCで言った時には、強烈なデジャ・ヴを感じて涙腺緩みました(恥) 「それだけかよ?」は、セックスピストルズのシド・ヴィシャス氏が生前とあるシチュエーションで言った名言。ぶっちゃけ、管理人はセックスピストルズやシドについて詳しいわけではないのですが、「人生を奮い立たせる アウトロー100の言葉」(山口智司・著 彩図社)という本にて紹介されていたシドのこの言葉に、ハンパなく衝撃を受けていたんですね。 その後、ひなげしの回想シーンを書いていて、黒鵺の彼女に対する例の台詞を書く段階になって、いくつか候補を上げてみたもののしっくり来るものがなかった時に、ふと思い出して「これしかない!!」と恐れながら引用させて頂きました。
この第六章では、黒鵺さえも知らないところで陣が個人的に計画を立てていました。彼もやっぱり元忍者であるからには、その気になれば智略を巡らし相手を出し抜くくらい、当然できるだろう、と思いまして。トラップには危うく引っかかりそうでしたが(笑) ここで触れた通り、百足を足止めするのは本来は凍矢本人のはずでした。幽助達の前に白狼が出現していたあの時、凍矢は既に黒鵺を追って第十七層に急いでいたんです。 ちなみに第二部ラストは第一部ラストの少し手前ですが、この直後、幽助達を前に陣は相当焦ってました。時間的に黒鵺が十七層に入る直前だったので、「ネタバラシにゃまだちっと早ぇし、どーすんべー!!」って(笑) ローブと覆面のせいでバレなかったけれど、その下でかなり動揺してたんです、実は。 で、結局ローブによる最悪環境に業を煮やし、耐え切れなくなってぼたんからの電話を前に正体をバラしてしまった、と。
次回から、ようやく第三部突入です。一部や二部と比べれば、若干短いです。あくまで若干ですが(滝汗) まだまだしぶとく続きますけれど、お付き合い頂けると幸いです。
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