〜あとがき〜
本文でも触れたとおり四人兄弟の長男だった黒鵺は、妹や弟達から慕われ、両親の期待も大きい中で育ちました。それをプレッシャーに感じるどころか誇りに思っていた彼は、人一倍庇護欲と責任感が強いです。 家族と死別して以降、生活はもちろん、言動や行動も殺伐としていましたが、「守りたいと思える存在」=蔵馬と出逢った事で彼もまた、大きな精神的支柱を得ていたんです。 蔵馬にしてみれば黒鵺は正に命の恩人だったけど、黒鵺にとっても蔵馬は心の恩人・・・・・・って感じでしょうか。 二人は、それぞれが抱えきれない痛みを互いに癒しあい、支えあって生きていた関係だと思ってます。 ・・・・・・な、何か偉そうな事かいてますけど、以上全て、あくまでも当サイト内での設定に過ぎませんが(自爆) あ、ちなみに、蔵馬に薬草調合の基礎を教えたのは黒鵺です。妖狐は植物の支配者級だから多分向いてるだろうと、軽い気持ちで手ほどきしてやったら予想以上に蔵馬がのめりこみ、どんどん応用を効かせてオリジナルの薬湯を作っては黒鵺を実験台にするようになったため、その度彼は己の行動を心底後悔する事となりました(笑) しかも、幻海邸での六人衆修行時代、彼らが飲まされていたのは研究に研究を重ねた完成品でしたが、黒鵺の場合は開発途中の試作品でした。なので、さらに酷い目にあってたのではないかと・・・・・・(^^;)
黒鵺の過去話だけでこんなに長くなるとは、正直最初の段階では思ってませんでした。ついでに、オリキャラを出す事になるとも思ってませんでした(笑) ・・・・・・しかもオネェな敏腕詐欺師って、どんだけ〜〜〜!!? 凱琉がどういった手口でターゲットを騙しているのか、自分で書いといて見当もつきません(おい) 当時人間年齢にして若干十五歳だった黒鵺に目をつけるとは、詐欺以外にも色々と犯罪に手を染めてそうですな。もちろん最初から最後まで相手にされてませんでしたが。
ちなみに、ちょうど第二部を書いていた頃、「ひぐらしのなく頃に」にどっぷりハマっていたためか、第三章にはその影響が特に色濃く出てるような(汗) そもそも、黒鵺の他人(年下限定)の頭を撫でたりする癖ってのも、「ひぐらし」からきてる影響の一つですからね。っていうか管理人自体、もともと「頭なでなで」ってシチュエーションが大好物なんです(^^;) しかも黒鵺少年時代の脳内声優は、アニメ版「ひぐらし」で主人公・前原圭一を演じた保志総一郎氏って事になってます(自爆) クールになれ、自分!!
次回、第四章からは現代に戻り、六人衆ももちろん再び登場です! そして白狼もちょっとですが再登場です。・・・・・・いや、ある意味初登場ってことになるかな?(含笑)
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