〜あとがき〜
必読のページで、「原作ののるかそるかに当る事件を、幽助達は経験してないことになってます」と書いていますが、厳密に言うと、「幽助達は」の後に「まだ」という二文字が入るんです。この二文字を入れるか否か、直前まで迷っていましたが、結局省きました。 例の事件を「これから経験することになる」という、「ONLY WISH」における重大なネタバレを察知できるような要素は、やっぱり隠しておきたかったのです。 私がこの物語の基礎となる世界観を「アニメ終了後」とした方がやりやすかったのも、実はこのためでした。 正聖神党によるクーデターが起こった後に、またしても霊界のテロリストが審判の門を制圧して人質を取るというのは、どうも不自然だし書きにくかったんです。そもそも、「もっとも過激」といわれていた正聖神党が幽助達に大敗した後で、彼ら以外にクーデターだのテロだの起こそうとする連中が霊界にいるとも思えなかったし。 蛇那杜栖だけじゃあ、たとえ大量生産ができたとしてもS級妖怪達を大勢虐殺するなんて無理があるので、異次元砲の設定をプラスさせてもらいたかったというのもあります。 なので、僭越ながら正聖神党はじめ「のるかそるか」の設定を拝借し、「ONLY WISH」に絡ませて頂くこととなりました。・・・・・・い、色々すいません!(土下座) 身の程知らずのなのは分かってます、どうかスルーしてツッコまないでください(切実) そして大目に(もういい)
補足させて頂くと、原作の「のるかそるか」で大竹に指示を出していた党のリーダーは、「ONLY WISH」内においては副総裁ということになってます。総裁は、不知火です。 第一部六章のラストで、ひなげしが彼の事を「諸悪の根源」と言っていたのはこのため。
で、そのひなげしとぼたんも、実は人質なんかじゃありませんでした。同じく第一部六章で陣が言ってた「黒鵺に協力してた、六人衆以外の他三人」の内の二人は、彼女達を指していたんです。最後の一人は、次の第二章で明らかになります。・・・・・・や、もう気付かれてるかな(^^;) 第一部では「三界指名手配犯」という悪役として登場した黒鵺ですが、その時の彼の言動や行動は、ぶっちゃけ演技です。 その演技をやめて素の状態に戻った黒鵺の方が、やっぱり動かしやすいですな(笑) 第一部掲載時、色々と白々しい事書いちゃったりしてて、ごめんなさい。黒鵺の本来の人格も、重要なネタバレに繋がってしまうので今まで伏せるしかなかったんです。 管理人の中で黒鵺は、蔵馬も言ってた通りお人好しです。優しくて人懐っこくて世話焼きです。女・子供(特に後者)にすこぶる甘いです。蔵馬の事は今でも凄く大事に想ってます!(力説) そんな彼が大好きなんです!!(誰も聞いてない)
次回、第二章では霊界で起きた事件の真相が明かされ、ようやっと六人衆が全員登場します! 酎、鈴駒、第一部では名前しか出してやれなくてごめんよ・・・・・・!
|