〜あとがき〜
久しぶりに四強吹雪が魔忍らしいことやってます(笑) 場所が場所なので、魔界に比べるとまだ地味な行動ですが・・・・・・。とうとう、妖怪軍団のアジトに潜入目前! いよいよ本領発揮・・・・・・ってシーンが書けるか、管理人?!(え) や、きっと戦闘シーンは避けて通れないだろうから、またまた難しそうだなと(弱気) っていうか、本家キャラなのに陣と凍矢の出番がまたしても少ないですな〜(汗) 次回ではもっと活躍させたいと思ってるんですけどね。
この章では、当時すでに四強吹雪が魔忍の里離脱を計画していた事が明らかになりました。自分達のためというよりは、息子達のため。まだ魔忍が抱える闇の真髄を理解していなかった陣と凍矢は、無邪気にそれぞれの両親に憧れ強い魔忍になることを夢見ていますが、涼矢達は子供らがその闇に飲まれる前に抜け忍になろうとしていました。 まだ幼い二人を連れて逃亡するのは難しいことですが、陣と凍矢が本格的な魔忍修行を始める年齢になるより先に、里からも魔界からも離れ人間界に移住しようとしていたんです。戦災孤児で、魔忍になって以降は任務で多忙を極めていた彼らは、一家団欒の時間を長く持てる穏やかな暮らしを何よりも望んでいました。
もう一つ触れたのが、雹針に対する四人の不信感。他の魔忍達よりもなまじ近い位置にいるため、その狡猾さと残忍さをよりはっきりと目の当たりにしていたんです。 現時点では雹針自身の事を詳しく書けないのですが、第二章での「凍矢に目をつけてるっぽい描写」の意味は明かすことができました! そうです、彼は凍矢を次期里長に指名しようとしていたんです。 魔忍の里創設者にして独裁者だった彼は、妖力の強さはもちろん、自分と同じ属性の者を後釜にすえたがっていました。いつか自身が里長の座を退いた後もなお、院政を執り行う形で陰から里を支配し続けやすくするために、同属性の後継者を選出して忠誠を誓わせようと目論んでいたんです。 涼矢と魅霜にしてみれば、そんなの言語道断。自分達の下から凍矢が引き離される事はもちろん、雹針からの悪影響を息子が受けてしまうことも恐れていました。 この当時、それを知っているのは四強吹雪だけでしたが、彼らの死後まもなく公表されました。修羅の怪、ならびに暗黒武術会の魔性使いチームとしては年功序列で吏将がリーダーでしたが、実は長い目で見ると、あの中で最も立場が上なのは凍矢だったんです。まぁ、あくまで当サイト限りの捏造設定にすぎないのですが(^^;) そうそう、風使いの能力に関しても、ちょっとオリジナル入れてしまいました。原作で陣が相手の感情の動きを風として感知してるっぽいシーンがあったので、そこに少し(勝手に)追加してみたというか・・・・・・。本当に予知能力ほどではないんですけどね。いわゆる「虫の知らせ」に近いかも。
実際に両親亡き後、凍矢は魔界忍者としての戦闘訓練だけでなく、次期里長としての教育も受けることとなります。しかし、彼は光(自由)への憧れと両親から受け継いだもの全て失わないまま成長し、皆様ご存知の通り陣と共に魔忍の里を捨てました。 雹針に毒されなかったのは、涼矢と魅霜からそそがれていた愛情と、いつでもすぐそばに陣や画魔がいてくれたからだろうなぁ・・・・・・と、まだこの連載が完結してない内から妄想してみたり(滝汗) この辺りのエピソードも、いずれどこかで書いてみたいですな。
終盤、何だか怪しげな妖怪達が登場しました。一般妖怪として身を隠していたのに、何故彼らは飛鳥達が四強吹雪と知っているのか。しかも、凍矢の氷泪石の事まで。次の第五章からは、いよいよ後半戦。急展開・・・・・・の予定です(おい) |