あとがき

 

 

 ありがたい訪問者の皆様、この「CHAIN〜螺旋の果て〜」を最後までお読み下さり、本当に感謝しております!!

ってか、連載開始って、いつだったっけ(自爆) 自分でも嫌になるくらいの難航っぷりに心折れかけましたが、何とか完結まで辿り着きました。こんな弱小辺境サイトを訪問してくださる皆様の、暖かく優しいお言葉のお陰です。本当、最終話まで書けて本当に良かった……。

 魔忍の里絡みの長編を書きたい、と思って始めた連載でした。その前身となる「無限の光が降りし夜」から、オリキャラ続出で、正直受け入れてもらえるか不安もあったのですが、特に四強吹雪に対し好意的な意見ばかりを頂けたので、涙が出るほど嬉しかったことを覚えています。

 

 今回も「出したいキャラはとにかく出す」というモットー(コレで自分の首絞めてた感あり)で、色々なキャラに登場してもらいました。温子さんやひなげし(ってか、黒鵺←ひなげしを書きたかった)はもちろん、今回初登場となった、御手洗と天沼。特に天沼に関しては捏造設定により、御手洗の身長超えたって事にしちまったんですが、書いてる本人は楽しかったです() 悪く思うな、御手洗。

 これまで能力者達を当サイトの小説で出したことが無かったので、何とかこの連載中に出せないかな〜と思い始めたところ、降りてきたのがこの二人でした。要も好きだったんだけど、失踪中じゃちと難しい・・・・・・神谷はもう、言わずもがなというか(苦笑)

 ひなげしは相変わらず、絶賛片思い中です。告れない&気付かれてないので、ある意味酎より前途多難かもしれないですな。マイナーどころじゃない、管理人の超一人よがりCPですが、いかんせん身長差萌えと年齢差萌えに弱いもので・・・・・・。

 イチガキは別に好きでもなんでもないんですが(断言)、あいつはぶっちゃけ、かませ犬です() ってかスケープゴート? 黒幕が雹針だと言う事を隠して引っ張るため、だけでしたからねぇ(^^;

 

 

 前身作となる「無限の光が降りし夜」からの長編で、四強吹雪全滅の真相を盛り込んだ、陣と凍矢中心の長編ということで、途中から予想以上に重い展開になってしまいましたね・・・・・・() 凍矢が雹針に乗っ取られたりだとか、暗黒武術会後の陣と凍矢がどんな目にあっていたかとか、振り返ってみると、魔忍コンビが散々な目にあってますな(滝汗) しかも長いこと引き離されたままとか! それにオリキャラとはいえ、閃、涼矢、飛鳥、魅霜の最期を書いた第九章・「愛し君へ」は書きながら凹んでました(自業自得) 

 当初からシリアスな物語にしようとしてたので、凍矢が行方不明になる前までは、なるべくコミカルなシーンを書こうとがんばったつもりです。温子さんや幽助に始まり、ひなげしに陣はもちろん、ブラコ・・・・・・ゲフンゲフン、黒鵺にもお世話になりました。

 

戦闘シーンが多くてそれに四苦八苦しましたけど、やっぱり「悪役」を書くのが難しいですな。雹針は「ONLY WISH」の不知火よりさらに陰湿で残忍、ってかドSなキャラ、というイメージがあったんですけど、不知火以上に動かしづらかったです。「あああああ、とっととこいつぶっ倒してぇええええ」と、何度思ったか(^^;) 

 

 サイトを運営してきて、最もギリギリまでアップするのを迷ったのは、陣が凍矢に修羅錬風殺を撃ってしまい、凍矢が死んでしまったと思い込むシーンです。同じ章の中で本当は生きていると白狼に明かさせるとしても、凍矢ファンの人はショック受けちゃうかな、怒られるかなとビビってましたが、幸いお叱りや苦情の類はなく、胸を撫で下ろした記憶があります。

 温かい目で読んでくださる皆様に、重ねて感謝申し上げます。

 

 抜け忍が、忍者の世界では万死に値する重罪だと初めて知ったのは、幽遊白書を知るずっと前に読んだある漫画がきっかけでした。魔界でもきっと同様だろうと思い、陣と凍矢の場合はどうなるんだろうと、リアルタイムで幽白を読んでいた時から気になっていました。暗黒武術会では、画魔や吏将、爆拳もいたけど、魔界統一トーナメント編で再登場した二人は完全に魔忍とは縁を切っていたように見えたので。

前身作も含めると、本当にダダ長いお話になってしまいましたが、十代の頃から引っかかっていた事を自分なりの妄想とはいえ、補完できてよかったと自己満足しています(笑)

 やっぱり魔忍コンビが、六人衆が好きだなぁと、再確認しながら書いていました。

 

 サイトTOPでも書いた通り、この連載終了を期に、「フィクション◇ファウンテン」は更新停止状態に入ります。

 閉鎖は考えていません。書庫状態としてですが、残しておきます。およそ5年も運営していたわりに作品数少ないかもしれませんが、お暇な時の時間潰しにでもなれれば幸いです。

 書きたい書きたいと思っていた物語を、思い切って形にして良かったです。そう思わせてくださった全ての方々に、心からの感謝と愛(いらないかもしれないけど)をこめて。

 

 

 本当に、ありがとうございました!! また、会う日まで・・・・・・・・・

 

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